Chapter3 -1-#02 - TopGear
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Chapter3 -1-#02 

【#02】






出会い頭の衝突。黒い影は、誠二と一緒に吹き飛んだ。

『痛ってぇー!』

特攻した誠二は、派手に弾き飛ばされた割に、意外にも無傷だった。
一方、誠二の加速の付いた頭突きをまともに喰らった黒い影は、縮小し悶絶していた。

『うぅっ、ウニが刺さった・・・』

『やっべ!』

誠二は慌てて悶絶している黒い塊に駆け寄った。
よくよく見れば、それは誠二のクラスメイトの瀬能だった。

『おい瀬能! 大丈夫か!?』

『んー・・・ああ、なんとか』

『大変だ! すぐに保健室に行くぞ!』

『え!? いや、大丈夫だって!』

『立てるか!? ほら、オレに掴まれ』

『い、いいよ! いいって!』

問答無用。拒絶する瀬能の腕を引っ掴み、自分の肩に回した誠二は、瀬能を抱えて立ち上がる。
そこへ、騒ぎを聞きつけて夏花が現れた。

『あれ? せいじくんと、瀬能くん!? 二人ともどうしたの?』

『ああ、なつ。これから瀬能を保健室に連れて行くから、先生に言っといてくれ』

『う、うん。わかった』

『ほら行くぞ!』

『あーもう、一人で歩けるって!』

悶着しながら保健室へ向かう二人の背中を見送って、安嬉は夏花の肩を指先で、ちょんとつついた。

『ねぇ、なっちゃん。あのトサカくんって、なっちゃんと同じクラス?』

安嬉が瀬能をトサカと呼んだのは、その髪型がまるでトサカの様に逆立っていたからだ。

『そうだよ。瀬能 晴大くん。なんか近寄りがたいんだよね~、彼』

『ふ~ん』

確かに、彼の鋭い目つきに高身長というスペックは、周囲に威圧感を与えていた。


『キーーーィィイイイイッッ!!!!』


突然の奇声に安嬉がビクっと振り向くと、千葉が歯噛みしながら河津の首を絞め上げていた。

『千葉、さん・・・く、苦し・・・』

『あんのトサカ女ああああ!!! 誠二ボーイとイチャコラしくさってえええ!!!
しかも保健室にしけこんで、一体ナニする気だあああゴルアアアアアア!!!』

半狂乱の千葉の言葉を理解するのは至難の技である。

『トサカオンナ? なにそれ?』

『見て解らない!?』

『いや、全然』

『アタシの恋敵はオンナ!!! 全ての敵は性別に関係なくオンナなのよ!!』

『恋敵って・・・』

『そんなこったぁ、どーだっていぃんだよ!! アタシというHoneyを差し置いて
あんな腐れトサカと浮気だなんて!!! どうなってんだゴルアアアア!!!』


ヒステリックに展開される千葉の超理論と被害妄想に、安嬉は言葉を失い、河津は意識を失った。








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category: story 1

thread: 創作モノ

janre: その他

Posted on 2013/01/25 Fri. 20:00  edit  |  tb: --  cm: 0  

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