Chapter1 -3-#01 - TopGear
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Chapter1 -3-#01 

【#01】






屋上の重い鉄扉が軋みながら開く。
そこには数十名の不良達が誠二を待ち構えていた。

罵声と怒声の飛び交う花道を進み、誠二は屋上の中央で千葉と対面する。
直後、不良の群れが、ぐるりと二人をとり囲んだ。


『あんたの味方、多すぎやしないか?』

『安心なさい。勝負はタイマンよ』

『なるほど。オレ達は見世物か』


ケンカ慣れした誠二は、この状況においても怖気ることは無かった。
その平然とした態度を見て、千葉はニタリと笑う。


『アタシはね、誠二ボーイ。アタシ好みの可愛いボーイは、全て自分の手で、ズタズタの
醜いボロ雑巾にしないと気が済まないの。あぁん!! 想像したら、あふん!! 興奮してきたわー!!!』

『1対1の精神は紳士的だが、あんたの性癖は理解できねぇな』


『オラー!! 調子のんなや!! おどれ!!』
『生きて帰れると思うなよ!!』『死にさらせー!』


誠二の余裕ぶった態度に、不良達が一斉にヤジを飛ばす。


『ったく、やかましいギャラリーだ』

『ふふ。それと、もうひとつ・・・』


長ランを脱ぎ捨てた千葉が、ファイティングポーズをとり、軽やかにステップを踏み出した。


『アタシね、もうすぐボクシングのプロテストが近いのよ』

『はあ? ボクシング?』

『そう。プロになったら素人を殴れなくなるでしょう?だからアタシが素人を殴るのは今日で最後。
アナタは、その最後に相応しいくらい、最高に醜くしてあげる!!!』


(マジかよ)

その瞬間――

ワンステップで千葉が誠二の懐に入り
強烈なパンチで、その腹部をえぐる。


『がはっ!』

重い一撃に、誠二の呼吸が止まりかける。

『よっしゃー!!』『天音ぇざまああああ!!』
『やっちまえー!! 千葉さーん!!!』

観衆から歓喜の声が湧く。


『ごほっ!! 野郎ーー!!』

誠二は、すぐさま得意の上段回し蹴りを繰り出し反撃に転じる。

『遅いわね』

千葉はその攻撃を身を屈めてかわし、勢いに乗せ拳を突き上げる。
その鋭いアッパー・カットに、誠二の身体が数メートル飛んだ。


『うおおああああ!!!』『顎入ったああああ!!!』


脳みそを揺さぶられる衝撃に、誠二の意識も飛びかける。
なんとか立ち上がるものの、足元はふら付き、ガクガクと膝が笑う。

『クソっ』

『あらあら。たったの二発で、もうフラフラじゃないの』




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category: story 1

thread: 創作モノ

janre: その他

Posted on 2012/08/01 Wed. 20:00  edit  |  tb: --  cm: 0  

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