Chapter2 -6-#05 - TopGear
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Chapter2 -6-#05 

【#05】



『何しに来た!』

『随分とご挨拶だね~。朝は、おはようって言うんだよ? 虚越知くん♪』

『消えろ! ハゲ!』

『おいおい失礼だなぁ。わざわざキミの忘れ物を届けに来てあげたってのに』

『忘れ物?』

『これ、これ~』


グッチは携帯電話の電池パックを掲げて見せた。


『お前が盗ったんだろ!』

『わかってたんなら、取りにくりゃよかったのに』

『誰が戻るか! あんな所!』

『そんなに怒んなって~。仲直りしようぜ? ほら、ちゃんと返すからさ』


そう言うとグッチは、ミツに近寄りその手を取ると、電池パックを握らせ

『な? ちゃんと返したろ?』

不自然なほどの笑顔を見せた。


何か要求されるのではないかと、ミツは身構え、疑ったが
グッチはそんな素振りを一切見せなかった。


(いや、絶対なにか企んでるだろ)


何か裏がある気がしてならないミツは、今度は手渡された電池パックを、訝しげに見つめた。


『はは! 大丈夫だって! 爆発とかしねぇし!』

『信用できるか!』

『あ~! わかったよ! ほら、お前の携帯貸してみ?』


ミツの返事を待たず、グッチは素早くミツの手から携帯と電池パックをひったくると
慣れた手つきで背面のカバーを開き、電池パックを装着し、カバーを閉じた。
その無駄のない一連の動作は、まるでマジックを演じているようである。

仕上げに電源を入れると、グッチは得意気に、ミツへ携帯を見せ付けてきた。


『ほ~ら、ちゃんと起動したろ? まぁ、気持ちはわかるぜ?
お前も亡威忌に、無理矢理連れてこられた口だろ?』

『なにそれ、同情?』

『さあね。 あ、そうだ! 試しにお友達に無事だって電話してみろよ、ほら!』


グッチに携帯を手渡され、ミツは言われるままにアドレス帳を開いてみた。


『なんだよ・・・これ!』




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Posted on 2012/04/30 Mon. 04:00  edit  |  tb: --  cm: 0  

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