Chapter2 -4-#06 - TopGear
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Chapter2 -4-#06 

【#06】






リハーサルもなしにこんな即席のバンドで、どこまでできるのか――。

周囲の期待と緊張が入り混じる異様な空気の中、スタンバイするメンバーを、ナイキはiPhone片手に
玉座から、ふてぶてしく眺めている。

そんなナイキを真正面に見据え、ミツはマイクスタンドの前に立った。


『好きに歌っていいんだな?』

『ああ』

『後で文句言うなよ』

ナイキは鼻であしらい、右手を上げた。

演奏開始の合図。
グッチがワン・ツーとスティックを打ち鳴らす。
次の瞬間、息の合った演奏が展開される。
ミツは前奏に神経を集中させた。
二度も聴いた曲。問題はない。

ミツはメロディーラインに
即興で英語の歌詞を乗せた。

The incompetent king appeared in hunting
caught one bird which does not twitter...

ワンフレーズ。場の空気が変わる。
曲調が変わり力強さを増すメロディーに、聴衆のボルテージが徐々に高まり出す。


A contract with an evil spirit.
It carried out in exchange for blood,
and got the voice of the bird.

A bird circles on a king's head.
It begins to tell in people's words.

[A cheap king's palace.
The ornament of dust.
A law like a child's selfish desire.
Is a king's imitation pleasant
at the center in such the small world?]

A king gets angry and a bird laughs.

[You are a fool who vomits spittle toward heavens.]

The king tore the bird...


割れるような歓声が上がる。
しかしその歓声に愛想を返すこともなく、ミツは真っ直ぐにナイキへ視線を投げていた。
一方のナイキもただ黙って、ミツを見据えている。

そんな、互いを牽制するようなに続いた睨みあいに、終止符をうつように軽いため息の後、ミツが口を開いた。


『帰る』

その一言を残し、ミツはゲストに惜しまれながら、ひとり部屋を後にした。





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Posted on 2012/04/28 Sat. 02:00  edit  |  tb: --  cm: 0  

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